Instagramとは
Instagramは写真投稿SNS
Instagramは写真投稿SNSで、Facebookに買収され、傘下に入りました。
他のSNSに比べビジュアル重視になっているので、オシャレな写真を投稿するユーザーが多い特徴があります。
文章を読まなくても、画像で直感的に投稿内容が理解できるため、隙間時間などに閲覧できる気軽さがあります。
利用者の増加に伴い、Instagramの投稿で収益を得る「インスタグラマー」が周知されるようになったばかりでなく、企業がプロモーションに利用するケースも見られるようになりました。
Instagramのビジネス利用
ビジネスでのInstagram活用は「認知」「ファン獲得」に特化することが得策です。
自分のビジネスを売り込む投稿は「押し付け感」が出てしまい、アンチを作ってしまう可能性があるので逆効果になるかもしれません。
それより、見込み客が求めている情報を提供することで、気持ちよく認知してもらい、ファン化させていく方がよいのです。
このファン化までの過程に「インス夕映え」は必須ではありません。
Instagramだからと言って、写真のクオリティに神経質にならなくて大丈夫です。
ますは閲覧者に好印象を与えること。
そして、閲覧者を最終的にホームページなどに誘導するキッカケにすればいいと割り切りましょう。
Instagramは投稿した写真にURLのリンクが貼れません。
つまり、写真から直接リンク先に飛ばすことができない仕組みなのです。
URLが掲載できるのはプロフィール欄だけなので、Instagramから利益を得ようとするなら、なによりプロフィール欄のURLを思わずクリックしたくなるようにしておくことが必須。
ファーストステップは投稿写真の閲覧からプロフィール欄に移動させること。
そして、プロフィール欄のURLをクリックさせ、誘導先ページに飛ばします。
この一連の導線確保がInstagramのビジネス利用には欠かせないのです。
利用者の特徴
Instagramの利用者は、10代~30代前半までの女性が多いイメージがありますが、今では50代までの男女が使う一般的なSNSに成長しています。
以前は、キラキラしたプライベートを投稿することがステイタスでしたが、利用者層の拡大に伴い、ビジネスに活用している事例も確実に増えています。
閲覧者も情報収集(検索)にInstagramを使うようになっています。
調べる内容によっては、google検索よりも有効といわれているので、もはや幅広い世代の見込み客を集められるインフラといっても間違いではないでしょう。
また、Instagramは接触頻度が高く、投稿閲覧数が稼ぎやすい点が特徴です。
さらに「いいね」や「コメント」の数も他のSNSに比べ多くなる傾向にあります。
つまり、Instagramは見る回数が多い上に、見て終わりではなく、なんらかのアクションにつながりやすいSNSなのです。
SNSをビジネスで活用する場合に必要なのは、このアクションです。
アクションが多ければ、深い認知獲得につながります。
つまり、Instagramはフォロワーが多くなくても、そこからのアクションが期待できる。
言い換えると「質がよい」ので、十分なビジネス成果が期待できる特徴があるのです。
SNSは総じてフォロワー集めに苦戦し、そこで挫折することが多いのですが、Instagramは大量のフォロワー集めが前提になっていません。
質重視のSNSなので、比較的気軽に取り組めるでしょう。
さらに、ビジネス目的のInstagram活用は、写真撮影や画像加工、ライティングのスキルが必須ではなく、簡単な作業が消化できれば成果につながります。
あまり時間もかからないので、比較的容易に集客ができる便利なSNSなのです。
Instagram集客のポイント
「インス夕映え」しなくていい
Instagramは「映える」ことが最低条件で、笑顔の自分やキラキラした生活を載せた方が閲覧数は増えると思われています。
確かにInstagramの普及期は「映え」がマストでした。
写真を見せ合うアプリとして認識されていたため、一眼レフカメラで高度な写真にこだわる人たちが多かったのは事実です。
今でも自分が魅力的に映る角度を考え抜き、撮影後も加工に時間をかけている方もいます。
もちろん、Instagramのビジネス利用においても、顔出しは安心感があり、見込み客の信頼を得やすくなるのはその通りです。
しかし、顔出しNGとInstagramの集客失敗はイコールではありません。
ハッキリ言えば、顔出しはしなくてもビジネスの成果は得られます。
ビジネスでInstagramを使う場合、映え写真や顔出しではなく、「簡単な画像に文字を入れる」だけで必要なアクセスは十分に獲得できるのです。
画像は、スマホで撮影したレベルで十分ですし、ネットでダウンロードしたフリー素材でも問題ありません。
画像の文字入れに専門的なスキルは必要ありません。
初心者でも簡単にできます。
入れる文字の創作も基礎的なコピーライティングのノウハウを活用するだけで十分です。
当然、それほどの時間はかかりません。
電車移動や昼休みなどの隙間時間を使うだけで十分に対応できるレベルです。
フォロワーを増やす仕組み
Instagramはユーザーが頻繁にログインして投稿もたくさん見る、質の高いSNSですが、Facebookの「シェア」やTwitterの「リツイー卜」のように拡散機能は強くありません。
Instagram内で情報が広まっていくような仕組みになっていないため、情報を拡散したい場合は、FacebookやTwitterをシェア先に設定する(飛ばす)必要があります。
Instagram内で勝手にバズることがない分、まずは初期段階の核となるフォロワーを集める必要があります。
Instagramのユーザーが興味のあるアカウントを見つけ、そのフォロワーになるまでの経路は主に3つです。
検索から
Instagramは近年、検索エンジンとしての使われ方が多くなっています。
ユーザーがキーワードで検索をして、検索結果の中から必要と思われる投稿を見つけ、気に入ればその投稿者をフォローするのです。
検索窓に「渋谷 ランチ」と入力し検索すると、関連する投稿が表示されます。
検索したユーザーは、表示された投稿の中で気になるものをクリックし、その投稿が面白く価値があると思えば、投稿者のアイコンをクリックしてプロフィールに移動することが多いのです。
プロフィールを見てさらに興味を持てば、「フォローする」というボタンを押してフォロワーとなり、以降も継続的に情報を得ようとします。
このように、検索から自分の投稿を見つけてもらい、そこからプロフィールを見てフォローしてもらう方法はひとつの王道です。
検索からのフォローには、まず投稿文の中にハッシュタグをつける必要があります。
また、投稿画像に文字を入れれば、検索結果の一覧画面でも自分の画像を目立たせることができます。
さらに、フォロワーになってもらうためには、プロフィールが重要になることは言うまでもありません。
おすすめから
「おすすめ」とは、Instagramがユーザーに親和性が高いと思われる投稿を自動で表示してくれる機能です。
いわゆるレコメンド機能で、柴犬の写真を頻繁に投稿している人には、犬に関する投稿を優先的におすすめ表示してくれます。
おすすめは、投稿者のフォローの有無に関係なく表示されるので、自分の投稿が親和性の高い他ユーザーのおすすめに表示される期待があるのです。
ユーザーは、検索の場合と同様、おすすめの中で気になった画像をクリックし、その投稿者のプロフィールや他の投稿を閲覧します。
プロフィールに興味を持てば、その投稿者をフォローする可能性が高くなります。
このためには、まず目立たせること。
おすすめの中から選んでもらえるよう、目立つ文字付きの画像を作り、まずはクリックさせます。
そして、プロフィールに誘導するのです。
フォローから
見込み客になりそうなユーザーを、自分からフォローする方法も有効です。
Instagramでは新たにフォローした際、その相手に新規フォロワー発生の通知が届きます。
それを見た相手が、お返しにフォローしてくれることがあります。
いわゆる「フォローバック」です。
自分の商品・サービスに興味がありそうなユーザーからのフォローバックがあれば、効率的にフォロワーを増やせます。
とはいえ、確実にフォローバックがあるわけではありません。
相手は、まずプロフィールを確認した上でフォローバックの判断をするでしょう。
つまり、ここでもプロフィールが大切になるわけです。
プロフィールを作成する
Instagramをビジネス利用する際のポイントは「別サイトに誘導できるか」です。
Instagramにおいて、誘導先URLはプロフィール欄にしか載せられないので、このURLをクリックさせられるかどうかは、プロフィールの内容次第と言っても過言ではないわけです。
プロフィールに注力する最大の理由は、誘導先URLのクリック、つまりマネタイズに直結するからです。
プロフィールの重要性がご理解いただけたでしょうか。
誘導先URLをクリックさせるためには、魅力的なプロフィールにしなければいけません。
プロフィール欄の文字制限は150字なので、その範囲内で伝えたい内容をまとめます。
具体的には、自分の投稿から得られるメリットを箇条書きで並べましょう。
決して長くなりすぎないように、ポイントを凝縮して2~3行で完結させます。
投稿からプロフィールに遷移させても、イメージと違えば元のページに戻ってしまいます。
この「離脱」を減らすためには興味を持たれるプロフィールにしなければいけないのです。
プロフィールの一部であるアイコンの写真も重要です。
魅力が伝わる写真であることが望ましいですが、まずは嫌悪感を持たれなければ問題ありません。
イラストやロゴでも構いません。
プロフィールの内容とアイコンが一致していれば尚よいでしょう。
プロフィール内には誘導先のURLが必須です。
絶対に忘れないようにしましょう。
ただし、プロフィール欄に掲載できるURLは1つだけなので、複数のURLを掲載したい場合は、複数のリンクが貼れる外部サービスがおすすめです。
このリンクサービスなら、複数のURLを同時に表示できます。
これを経由することで、ホームページやブログ、facebook やtwitterなどのSNSと複数のURLに誘導することができるようになります。
複数のリンクが貼れる外部サービス
- ペライチ
- リンクツリー
- Litlink
- Linkin.bio
- Planoly
- InstaBio
- Smart.bio
- URL Genius
- Znaplink
- Adobe portfolio
- ContactinBio
- Campsite
- Link in profile
- Replug
- Shorby
- Swipop
- TapBio
投稿する
投稿には、まず画像が欠かせません。
ともかく画像を用意します。
写真の美しさを追求する必要はありません。
おすすめや検索一覧に表示されたときに目立つことができる画像であれば問題ありません。
元の画像は、スマホで撮影したクオリティで十分。
スマホに保存されている過去の写真を流用するレベルでもいいくらいです。
ネット内にあるフリー素材を活用してもいいでしょう。
次は画像に入れる文字(コピー)を考えます。
コピーのヒントはネット内にたくさん転がっています。
Googleキーワードプランナーは有効ですし、Amazonで関連しそうな書籍のタイトルやレビューなどを検索すると、参考になるワードが見つかるはずです。
それらをかけ合わせて自分に合ったコピーを創造してください。
大量に作っておき、ストックしておくと便利です。
慣れれば、3分程度でコピーが作れるようになります。
画像とコピーが決まったら、次は文字入れの作業です。
最近は「Phonto 写真文字入れ」などの簡単に文字入れができる無料スマホアプリがそろっています。
誰でも簡単に操作できるので、文字入れは1分程度で終わります。
画像の7割程度をコピーで埋めるイメージがいいでしょう。
行数は3行くらいがベストです。
次は画像の説明文章の記載ですが、「長文にしなければならない」「難しい表現をしなければいけない」と意気込む必要はありません。
文章量は、1分弱で読める300字~500字程度で十分です。
最後に自分の感想を多めにつけ加えると案外簡単に文字数が埋まり、かつ、信ぴょう性が出ます。
その後にハッシュタグで関連する単語をつけるだけでOKです。
Instagramの投稿の種類
Instagramの投稿には、「通常投稿」と「ストーリー投稿」の2種類があります。
通常投稿は削除しない限りずっと残り続けます。
いわゆる普通のInstagramの投稿です。
一方のストーリー投稿は、画面の上部に別枠で表示され、投稿から24時間で勝手に消えてくれます。
自然に消えるので、肩肘を張らず気軽に投稿できる点が支持されています。
残したい場合は通常投稿。
消えてもいいならストーリー投稿と、内容に応じて投稿の種類を変えますが、ビジネスで利用するなら、通常投稿を多めにしましょう。
通常投稿には、なるべく「取り扱う商材に関するお役立ち情報」を書きましょう。
その理由は、長期に亘ってキラーコンテンツとなりうるから。
投稿した直後だけでなく、後日その投稿を見た人でも、お役立ち惰報に興味を持ってくれるかもしれません。
そうすれば、フォロワーになってくれるかもしれませんし、誘導先URLをクリックしてくれるかもしれないのです。
マネタイズに直結するお役立ち情報は、通常投稿でずっと残すのが基本です。
24時間で勝手に消えるストーリー投稿は、通常投稿とは違う内容を書きます。
趣味や生活のことなど、プライベートを書いてもいいでしょう。
投稿者の人となりがわかると、閲覧者は親近感を持ち、距離感が狭まります。
感情移入させるようなストーリー投稿を目指しましょう。
ストーリー投稿は、投稿後24時間以内であれば消えないまま蓄積されるため、連投しすぎると飽きられてしまうリスクがあります。
多くても1日3回程度の投稿にとどめるのがいいでしょう。
投稿時間帯
投稿時間は閲覧数に関係してきます。
基本的には、自分のターゲットである見込み客がInstagramを見ている時間にタイムリーに投稿できれば最も効果的でしょう。
サラリーマンなら朝夕の通勤時間帯、昼休み、就寝前が狙い目ですし、専業主婦なら午後~夕食の支度前がゴールデンタイムです。
自分の見込み客が最も「いいね」を付けてくれる時間帯を観察して、最も効果的な投稿時間帯を探してください。
投稿頻度
投稿頻度は、通常投稿は1日1回、ストーリー投稿は1日3回程度がおすすめ。
これをできれば毎日続けましょう。
投稿の継続で、おすすめに表示されやすくなるメリットがあります。
Instagramでは、検索での上位表示アルゴリズムが判明していませんが、継続投稿がひとつのカギだと思われますので、ひとまず毎日の投稿を継続してください。
ハッシュタグをつける
検索結果に自分の投稿が表示されやすくするようにハッシュタグをつけてください。
「#」の後に投稿内容に関係した単語を入れると、それがハッシュタグになります。
例えば、ラーメンの前に「#」を付け、「#ラーメン」という投稿すると、誰かが「ラーメン」と検索した際、その結果に自分のラーメン投稿が表示される可能性が出てきます。
それが自分を知ってもらうキッカケになるわけです。
Instagramは、1つの投稿に対し、上限30個のハッシュタグが付けられますが、多すぎず、少なすぎずの15個ぐらいがベストだと思います。
「いいね」から見込み客を探す
見込み客のフォローを獲得するために、まずは自分からフォローして、フォローバックを待つ方法があります。
そのためには、自分の扱う商材に関心を持ってくれそうな人を探しましょう。
まず、自分の商材に関連する単語を検索します。
そして、関係しそうな投稿に「いいね」を押した人の一覧を見ます。
その人たちを上から順番にフォローしていくだけです。
これで、自分の商材に興味を持ってくれそうな見込み客を見つけることができるのです。
フォローしない方がいいアカウント
フォローをする際は、注意点があります。
Instagram は1日のフォロー数に上限があります。
具体的な目安は、1時間に200フォローです。
闇雲にフォロワーするのではなく、効率的なフォローが必要です。
避けるべきは「外国語のアカウント」と「非公開アカウント」です。
外国語のアカウント
国境を越えたビジネスでなければ、日本語が通じない人をフォローする意味がありません。
顧客になり得る日本人ユーザーを中心にフォロワーする方が効率的です。
非公開アカウント
Instagramには、閲覧者を限定している非公開アカウントがあります。
自分の投稿をフォロワーにだけ見せる設定にしているので、閉鎖的な使い方と言えるでしょう。
これは見込み客になってくれる可能性が低いと言えます。